チャンプルの素 物語 〜美味しいものは、美しい〜【前編】

チャンプルの素 物語 〜美味しいものは、美しい〜【前編】

四半世紀余り、皆様のキッチンの定番調味料としてご愛用いただいている「チャンプルの素」は、日本の南の島の小さなハーブガーデンから生まれました。

私たちは、チャンプルの素を「完璧主義者の息子」と呼んでいます。

完璧主義者の息子は、ある意味では優等生とも言えますが、厄介な息子と言う扱い難い息子にもなります。
そして、私たちスタッフが心を込めて作るチャンプルの素は、スタッフの誇りであり、また、ただの自己満足ではないかと言う疑問を、いつも投げかけてきます。

まだ石垣島が今のようなリゾート地として脚光を浴びる前は、この島は薬草の宝庫として知られていました。
ガーデンパナは、この石垣島の植物を調味料のための食材としての利用に焦点を当て、商品開発をし、チャンプルの素を作りました。

チャンプルの素の材料は、今も昔も、みんな庭に自生しており、当時から薬草と呼ばれているハーブを使って作っています。
石垣島のハーブたちは、強い日差しと潮風、そして台風と、いつも過酷な環境の中で育ちますが、逆強に耐えたハーブは、香りも味も最高の力を発揮します。

そんな材料を使って作られるチャンプルの素の製造方法には、焙煎という一手間が加えられています。そして、何より手間のかかるのは「収穫日」の作業です。

 

スタッフは、ハーブガーデンのハーブが、一番元気な時に収穫します。

ご存知のように、石垣島の日差しは、ジリジリと肌を灼きます。収穫したハーブ類の葉に、虫がついていないか、汚れていないかを確認しながら選別します。
そして選別した葉を綺麗に洗い、乾燥の作業に移りますが、そこでもただ乾燥機に入れて、温度を上げて、短時間で乾燥させるなどということは、決してしません。

レモングラスはレモングラス、月桃は月桃、島桑や島唐辛子などももちろん、それぞれのハーブの香りと色が十分に、そして美しく仕上がる乾燥方法で乾燥させています。

心を込めて作っているチャンプルの素は、素材一つひとつに対して、そして、どの製造方法に対しても決して手を抜くことはありません。

 

後半に続きます。

 

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